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普及会の紹介 理事長挨拶

ご挨拶

 2016年に約4,000人(延べ人数)が一般社団法人安全技術普及会開催(以下、「普及会」という。)の「機械安全」を学ぶ講座に参加されました。 講座は機械の設計エンジニア、生産技術エンジニアと管理者を主たる対象としたものでレベルの高いものです。
これほどまで多くの方々に参加頂けることは社会がより安全な製品を求めていることを示しているといえます。

 「普及会」の母体である「安全技術応用研究会」は、国内外の機械の安全性に関わる技術の調査と現場に応用するための研究団体として1992年に設立されました。
以来、会員によって安全技術のための基本的論理の研究、国際安全規格への働きかけ、及び基本論理に適合した安全機器の開発等を行い、更に、安全技術が生産現場へ普及するよう安全機構、制御回路及び安全防護システム等の標準化を進めました。
また会員の範囲を官・民・学に広げ、研究成果の相互発表、情報交換を行う専門職(プロフェッション)の異業種交流の場(コミュニティ)としての地歩が固まってきました。
あわせて出版、研究発表、講習会等を通して、それまで会員相互であった情報発信と機械安全技術者の養成を、広く社会に向けて拡げる努力がなされました。

 機械安全の講習会事業は、安全技術応用研究会の会員会社向けの講習会として2000年に開始しました。
2004年に安全技術応用研究会を含めた3社で始めた資格制度「セ-フティアセッサ」の全講習を安全技術応用研究会が実施したことと相まって、会員会社からの参加者のみならず、会員外にも対象を広げて講習事業を積極的に取り組んできました。

 「安全技術の普及促進」という使命は、社会的な公益性という側面を強く持つようになりました。
「普及会」はこのような節目の時期を迎えて、安全技術応用研究会から分離独立した「一般社団法人」として2016年6月1日に改めてスタートし、安全技術応用研究会から講習会事業を全面的に引き継ぎました。
これにより安全を技術で構築し、安全をより確かなものにするための「調査研究」という使命は、安全技術応用研究会が担い、「調査研究」の成果物である安全技術の「普及・啓発」という側面を「安全技術普及会」が主に担います。

 今後は、安全技術応用研究会とともに、関係する官・学・民の団体との緊密な協力関係のもとに、これまでの活動を更に充実させ、一層の努力を傾注して少なくとも機械の安全に関しては、安全で安心できる社会の発展のために貢献して参りたいと存じます。

 なお、普及会初代理事長の故水野恒夫氏は薬効の甲斐無くご逝去されました。
普及会の立ち上げと基本的な方針の決定など重要な役割を果たしていただきました。そのご功績に深く感謝すると共にご冥福をお祈りします。

平成29年(2017年)2月27日
一般社団法人安全技術普及会
代表理事 森山 哲